
どもね。
○森高
一応そのネットワークで変わったやつじゃないかなと思われるものをうちの方でやったのは、ホールの規模はそんなに似通っているわけじゃないんですけれども、そのときの公演がたまたま応用がきいたワールドミュージックだったんですよ。南アフリカのデリスミスブラックマンバンドという、今ネスカフェのCMか何かに流れている彼らの音楽を、東京中心ではなくて、私どもの館と富山の福野町円形劇場ヘリオスと、あと福井にもう1つ小さなホールがあるんですよ。その3つが中心になって集まって招聘段階から招聘元と一緒にお話をしながらやったのがあります。このときのネットワークというのが、実はうちで舞台研究会裏方というのがありまして、アマチュアでうちの方の舞台にかかわりを持っていろいろ舞台のことをやってくれる人たちの組織があるんですけれども、それのネットワークがありまして、東北からずっとそれこそ兵庫の方まで、ことしは丹波の方で全国舞台研究者連絡会をやっていまして、それのネットワークでそういうことがありました。
あともう1つFBSR会といって、このアートマネージメントとは正反対になるかもしれませんけれども、音の技術者、例えばホールの音響さん、放送局の音声さん、フリーのPA屋さん、メーカーさん、メーカーの設計屋さん、あとはディーラーさんという音にかかわっているプロたちが集まっている研修会を年1回開いているんですよ。一応うちが事務局になっていまして、これは館でやっているわけじゃなくて、任意の組織が実はありまして、その組織でやっている研修会のネットワークを使って、こういう公演をやるけれども、そっちの方でやらないかみたいな横の連絡というか、つながりは使ってやったことがあります。
会をつい先ごろまで山形の方でやっていましたので東北が中心ですけれども、ほとんど音の技術者たちが集まってきていますから、大体ホールの状況がわかるわけですよね。その中でやっていますので、ほとんどホールが似通ったところはあそこだなとかすぐわかりますし、ただその人が直接企画にかかわっていない場合もありますので非常に難しいときもありますけれども、ネットワークの利用ということでは現状では結構機能しているネットワークです。
○前田
ネットワークが成立するかしないかというのは、もちろん各館の意気込みとかはあるんですけれども、その館同士の距離ですよね。これがつまり適切な距離であるかどうかということも大事だと思うんですね。大阪や、近畿圏ですと、例えば私のいる貝塚とい
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